被害妄想
こんばんは、暗闇列島です。
わたしはある企業のバックオフィスに勤務しています。
前線ではないので、顧客に対し直接応対することはありません。
バックオフィスの電話番号は会社のHP等でも公にされていないので、個人の顧客からの電話はないはずなのですが、それでもどうにか調べてくる方がいて,電話をとるとお客様だったりするので驚きます。
電話の内容はほぼ100%、苦情です。
苦情の内容は、「営業店の対応の悪さ」「社員の態度に対する疑問」「うちの会社の制度的な問題点」などさまざまです。
電話を掛けてくる方は老若男女いらっしゃいますが、高齢者が約8割を占めています。
高齢者の方の電話照会で多いのは、(うちの)社員に勝手に(お金にまつわる)手続をされた」または「家族あるいは知り合いにお金を盗まれた」という内容です。
認知症の症状で「被害妄想を抱きやすくなる。」ということがあるそうです。
電話を掛けてくる高齢者の方とは、よく話が通じないことが多いです。
高齢者の方とのやり取りは直接対面でも意思の疎通が難しい場合があるのに、
まして電話でお話しを伺っても何のことかさっぱりわからないことがあります。
その場合は、「営業店の窓口にお越しいただき、お話しを直接伺いたい。」ことを伝え、切電します。
でも、ほんの2,30分のちにまた同じ方から同じ内容で電話がかかってきたりします。
そしてまた同じ回答を繰り返すのです。
私が新入社員のころは高齢者の方とのやり取りはこれほど頻繁にはありませんでした。
やはり高齢化社会が進んでいるなと実感します。
高齢者の方を見ていると、自分が高齢者になったときどんな感じになっているだろう、と思わず想像してしまいます。
こうなりたくない高齢者像というのがあって、
①私はおばあさんだから、が口癖になる
②自分も周囲も不幸にするようなことを毎日繰り返す(お金を盗まれた、と繰り返し騒ぐ)
③寝たきり
以上の3つは本当に避けたいと思います。
でも誰しもお年寄りになりたくてなったわけではない、若いころから健康に気を付けていたとしても、急に病気になることがあるし、認知症にならない保証ありません。
すこしでも老化が先になるように今できることはやっておきたいと思っています。