親に感謝していること
こんばんは、暗闇列島です。
以前、両親との関係があまりうまくいっていないことをこのブログに書きました。
両親とは性格の相性が良くなく、疎遠ではありますが、感謝していることがあります。
それは、働く姿を見せてくれたことです。
私の父は自営業者のため、自宅が仕事場を兼ねています。
自営業は祖父から引き継いだ家業です。安定した収入があるわけはなく、私が子供の頃は、
かなりやりくりが大変なときもありました。
しかし、懸命に働いていました。仕事の愚痴をこぼすでもなく、繁忙期には碌に休まず、かなり無理をしてでも働いていました。
実は70代になった今でも働いています。
「自営業に定年はないから、体が動くうちは働く。」と言っています。
父は自分の仕事に誇りがあるので、仕事のことを語っているときは本当に嬉しそうでした。
一方、サラリーマンのことは毎月決まった給料が貰えるという妬みもあったのだと思いますが、
「会社に食べさせてもらっている奴隷」とひどいことを言っていました。
父らしい悪口だと思います。私も勤め人なので、「会社に雇われていないと何もできない、いつでも取り替えが聞く存在」と馬鹿にされています。
自分でもその通りだと思いますし、起業するつもりもないので、腹は立ちますが、受け流しています。
サラリーマンに対して偏見を持っていますが、父の働く姿を傍でみることができたのは、自営業だからなので、そのことは良かったです。
働くということは、責任も重いし、辛いこともたくさんあるが、その分喜びも達成感もある、ということを子供の時から親の働く姿を通して見ることができました。
親が頑張ってくれたおかげでお金持ちとは言えませんが、経済的に何不自由なく生活して来れました。
今、働きたくないと思いつつも真剣に仕事を辞めようと思わずに働き続けることができるのは、親の姿を見ることができたからです。
それは親に対して心の底から感謝していることの一つです。